業務上過失致死罪

業務上過失致死罪とは、日本の刑法に規定された犯罪です。業務上必要な注意を怠ったことにより、人を死傷させてしまった罪になります。
業務とはつまり、職業として継続して行われる行為のことを差しますが、この罪における「業務」とは「社会生活上の地位に基づいた反復継続して行う行為のことであり、生命や身体に危険を加えるおそれのあるもの」のことをいいます。
業務を行う際に、要求される注意義務に違反することによって人を死傷させてしまうことで、対応されるのです。
一般的に、業務者には、通常人と異なった特別に高度な注意義務があり、その注意義務に違反することによって処罰を受けることになります。
本罪を確立させるためには、注意義務を違反したことのほか、「違反が無ければ死傷するはずがなかった」と言う因果関係が存在することが必要になります。
法定刑では「5年以下の懲役、もしくは禁錮または100万円以下の罰金」とされています。
自動車で故意に危険な運転をして人を死傷させた場合も本罪で対応してきましたが、アルコールや薬物による悪質な交通死亡事故の急増を受けて「危険運転致死傷罪」が平成13年より新設されており、悪質な交通事犯に対応するために改正されています。

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